学校訪問(私立校)×約束
学校訪問 (私立校編)
私立のBright Future Schoolにお邪魔してきました。
ここはアディスでもかなり有名な私立校で、質の高い教育が受けられます。
校長先生とプロジェクトの概要について話し合いを行い、子供たちの英語のレベル、教育環境、どのような絵本が求められているのか、そして実際に異文化理解の絵本があったらほしいかどうか。
答えはイエス。そしてできることなら、現在の日本を伝えてほしい。
子供たちの興味関心のありそうな衣服、料理、なんかを見してほしい。
アフリカからアジアという国は遠く、
先進国といえばアメリカ、ヨーロッパのイメージしかない。
だから、先進国としての日本も伝えてくれると嬉しい。そんな話をしました。
小学校の図書館も拝見させていただきました。さすがにここの小学校には少ないながらも絵本があります。
幼稚園も併設されており、幼稚園も見に行くと政府の建てた公立校とはやはり設備が違います。
教室もきれいに直属のアーティストによってペイントされており、幼稚園の生徒たちが英語のアルファベットを書く練習をしたり、単語を覚えたり。
私が幼稚園児だったころアルファベットの書き方なんてならったかな・・・
ここの学校に絵本を提供する場合は幼稚園に提供しようと思います。
もう一つLemlem Kindergarten、Lemlem Schoolにもお邪魔させていただきました。
こちらはフランス大使館の近くにある私立校ですが、この地域の家庭はそこまで裕福ではないので中級から下級クラスの家の子供たちが通います。
幼稚園の朝の集会では校庭に集まり、みんなで歌い、踊ります。
歌は一曲を除いて英語の歌でした。
年少クラスから順にお邪魔すると、英語の歌で必ずお出迎え。
少し涙が出そうになります。
学校のほうにもお邪魔させていただきました。
grade 1の子供たちの英語のノート。
とってもきれいにアルファベットが書けます。これは、幼稚園時代から英語教育が進んでいる証拠です。
(ちなみに子供達はシールが大好き。
アフリカに行くことがあればシールなんかも子供たちへのいいお土産になりますよ)
次に、grade 8の教室へ。幼稚園からGrade 2 くらいまでの子供達は全力で話しかけてきますが、さすがに成長すると恥じらいを覚えるのか、特に話してきたりはしません。
日本と同じで思春期なんだなあと実感。
そしてエチオピアの国民性はほかのアフリカ諸国よりずいぶん内向的で、相手に対し敬意を示します。
日本と近いものがあるなあと感じました。
(lemlem schoolの校舎と教室での一枚。 さて、私はどこにいるでしょう)
ここではサンプル用に持ってきた絵本で子供たちの反応を見てみることにしました。
絵本を見せると子供達は興味津々で集まってきて、知っている英単語で必死に理解しようとしてくれます。
彼ら一人一人と指切りげんまんで、絵本を届ける約束をし帰ろうとすると・・・
キスの嵐。
一人がほっぺにキスをしてくれると、私も僕もとみんな駆け寄ってきます。
本当にかわいらしい。
大人は約束を守るものです。
小さな小指と交わした約束を
必ず守ります。